ピンポーン!こんにちは〜〜。とお宅訪問。
こんにちはー。あがってあがって。今日は見て欲しいものがあるのよ!
こんな流れで始まった訪問でした。
お部屋の中には、山積みにされたアルバム!
1人でこんなに出したのー?
みせてみせてー。わぁー可愛い赤ちゃん♡
えー若いー(笑)
とても楽しくアルバム拝見!!
アルバムはお子様、お孫さんの成長過程がそれぞれ納められておました。
お孫さんが産まれた時、お嬢様と一緒に写っている一枚、写真の横には
(僕のお母さん!はじめまして。)
と書かれてあります。なんとも素敵なコメント。
幼稚園に通うようになったこと、お遊戯会の写真、旅行へ一緒に行った時のお写真がありました。
その一枚一枚の横に愛情のこもったコメントが残されています。
几帳面な字で細かく記載されていました。
そうです、このアルバム全てが旦那様の手によって重ねられたのです。旦那様の人柄があらわれていました。
私は数ヶ月前に旦那様の終末期に立ちあわせていただきました。
ほんとに素敵なお父さん、お祖父さんだったんだなーとしみじみと奥様と思い出話に花がさきました。
旦那様は、入退院を繰り返しておられましたが、最期はきっぱりと 入院はしたくない、死ぬかもしれないけど、家でゆっくりと過ごしたいとお話しになりました。
そして、ご自宅で、愛情を注がれていたご家族に見守もられて亡くなられました。
今日は、アルバムを拝見させてもらい、旦那様の生きてきた意義のようなものを教えて頂けたように思います。
今回、旦那様の終末期から継続して奥様に関われて感じたことが沢山あります。在宅ならではの経験を私もさせてもらいました。
旦那様を亡くされてからも、お元気にされている奥様ですが、やはりこうして、時には旦那様のことを一緒に話をしたりすることは大事だなと思いました。